自己免疫性肝炎のこと
2018年7月3日、30数年来の持病である潰瘍性大腸炎の治療を受けているクリニックで、予約している大腸内視鏡検査を受けるための事前の血液検査をしました。
その2日後の7月5日、自宅にいたところ、クリニックの先生から「肝機能の数値がたいへんなことになっているからすぐに来てください。」との電話があったので、早速支度をしてクリニックに行きました。
クリニックに着いて、先生から血液検査結果を見せていただくと、AST(GOT)が1106(正常値10~30)、ALT(GPT)が1110(正常値5~33)、γーGTPが217(正常値18~66)でした。
先生からは「すぐに総合病院で精密検査を受けてください。」と言われ、翌日の総合病院での診察予約をしていただきました。
翌6日、クリニック近くの総合病院に行くと、まず血液検査。1時間後に結果が出て、やはり肝機能数値は異常に高く、そのまま即入院となりました。
入院と同時に黄疸症状も出てきました。
その後は、何やら点滴で投薬しながら、2日毎に血液検査でした。CTによる検査やMRI検査も受けました。
入院中は、投薬のおかげでASTとALTが300前後に、γーGTPが200前後になりましたが、はっきりとした原因は分かりませんでした。
7月18日に一旦退院となり、自宅療養しながら外来でフォローしてもらうこととなりました。
その後8月14日に肝生検を受け、1泊入院。
その結果、自己免疫性肝炎と診断され、8月22日から再度入院してステロイド(プレドニン)治療を行うことになりました。
プレドニンは当初1日50mg(5mg×10錠)でした。
入院中は投薬のほかはたまに検査があるだけで、結構退屈でした。許可を得て外出も可能でした。
肝機能数値は、ステロイド治療の効果で、9月には正常値となるものもありました。
そして、9月18日に退院となりました。
退院時のプレドニン量は40mg、ASTは22、ALTは19、γーGTPは56でした。
免疫の強さを表すIgGも重要みたいで、入院時には2000を超えており(正常値1155~1723)、退院時には1197でした。
この病気ではIgGは低ければ低い方がいいらしく、1000を割って正常値以下になっても問題視されませんでした。
IgGが低い=免疫力が弱いなので、コロナ騒ぎの中では心配なのですが・・・
退院後は外来でのフォローとなりました。
入院中と同じく、プレドニンを中心としてウルソデオキシコール、バクタなどを服用しています。
プレドニンは一気に下げると良くないので、肝機能数値を確認しながら慎重に量を決めていきます。
10月にはプレドニン35mgとなり、その後、5mgずつ減らして、2019年1月には5mgまで減りましたが、7月に再度数値が悪くなり10mgに増えました。
現在(2020年9月)はプレドニン6mgです。ただし、肝機能数値がまた正常値より高くなってきているので、来月の外来での検査結果次第ではまた増えることになるかもしれません。
潰瘍性大腸炎と同様こちらも長いつきあいとなりそうです。
なお、運動はしてもいいみたいで、好きなソフトボールは退院直後から再開しています。